まずは、需要供給曲線の美しさを理解すること

最近、経済学部の先生とお話する機会が何度かあり、経済学の講義の主流がミクロであり、ビジネスでありという嘆きを耳にした。ふ~む。私の好みという点からしても嘆かわしいと同意する。

私の頃は、ケインズが主流で、そんなことを話すと「えっ、ケインズの時代?」と年を疑われたりするが、あのケインズが主流でなくなること自体、理解に苦しむ。完璧な理論、私はマクロ経済学を愛している。

要は、そんな理論よりも、実態だ。ビジネスに寄れということらしい(と私は先生たちの話から理解した)。やめてください。ビジネスなんてビジネススクールで学べる。経済学ではその基礎の基礎を教えてやってほしい。

経済学の授業を受けると一時限目で教えてくれるのが需要供給曲線だ。私は、この美しさに感嘆し、今だに一日一回くらい思い出しては、感動している。需要供給曲線というのは、とても簡単なグラフで、需要する側は価格が高くなれば高くなるほど買わなくなるし、供給側は価格が高くなればなるほど売りたくなるので、その交点で価格が決定するというものだ。

Web 2.0系の話で、大衆の集合値が叡智になりえるか否かという議論があったが、これは、Wikiなどに参加する人たちがすでに大衆の域を超えたモティベーションを持っている人たちだから成り立つ話で、一般的な人の一般的な行動というのはとても簡単なことで決定され、その集合値が需要供給曲線に現れているということ、つまり大衆理論なのだ。

別に人間の資質に上下があると言っているのではなく、誰もが時に大衆になり、時に自己実現をしたいと思うような高度な欲求も働く。しかし、マクロ経済の理論は多くの人がその多くの時間を使うときの行動学を基に考えられたもので、その上の小難しい行動は無視した、大衆理論でなくてはならないということだ。同じように、共産主義が発達しなかったのも、人間何をやっても平等であるなんて言われたら働く人はいなくなるわけで、ここでも、人間の根源的な欲求を理解しない人たちが経済学を説くので間違いが起こる。

経済学は、人間心理学。

はて、何が言いたいのかな・・。誰もがこのマクロ経済学を基礎として仕事をすると、もっと間違いがなくなる、と言いたいのかな。プログラミングしかり、経営然り、人の心を考えてやる仕事とそうでない仕事は結果が違ってくる。

それにしても、そう思ってやっているつもりなのに、なにゆえ、私には間違いが多いのだろう (~_~;)

「まずは、需要供給曲線の美しさを理解すること」への2件のフィードバック

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